Interview01

ミュージシャンが管理職に。
部署の仕事をつなげ、
魅力的な現場を提供したい。

設営グループ[イベント会場施工]

楠本 正弘2009年入社

Q.入社したいと思ったのはなぜですか?

「好き」を諦めたら仕事になった

高校卒業後、ミュージシャンを目指して専門学校に進みました。その後も音楽を続けながら、卒業した専門学校で講師を務めていた時期もあります。でも、音楽活動を増やすには講師をそのまま続けるわけにもいかず、とはいえ、ミュージシャンとしては生計を立てられるまでの収入はなく…。そんなときに、友人から紹介されたのがマッシュのアルバイト。音楽活動をメインにしながら、登録スタッフとして設営グループの現場で働いていました。周囲ともすぐに打ち解け、結構楽しかったですね。
音楽は、一本立ちできなければ25歳までと決めていました。「好きなことは思う存分やった。これからは仕事。」と気持ちを切り替え、正社員登用の試験に臨んだのもその年齢です。他社や他業界を選ばなかったのは、決意とは裏腹にやはり音楽やイベントが好きで、それに関わる仕事ができることに喜びを感じていたから。また、アルバイトスタッフに指示を出しながら現場を完成させていく先輩社員の姿を見て、「カッコイイ」「自分もそうなりたい」という思いも抱いていました。

Q.現場の魅力とは何ですか?

シンプルで自分以上の喜び

私たちの仕事はコンサートやお祭り、花火大会などのイベント会場を作ること。仕事の成果を実物として見ることのできるシンプルな喜びがあります。毎週異なるイベント会場を作ることが日常になると、喜びが薄れたり、毎回違うことに疲れたりすることもありますが、有名イベントや好きなイベントなど折に触れて「自分が作った」と実感できます。また、「自分が」と言いましたが、正しくは「自分たちが」です。ひとりではできない仕事を成し遂げることができる。しかも、間接的・結果的にそうなるのではなく、現場で直接それを実現するのです。

Q.これまでの最大の失敗は?

「らしさ」を間違えて営業失格

仕事の順番を間違えたり、忘れたりすることは今でもあります(笑)。受注したイベント現場の作業日を間違えて大慌てになった、ということも。ですが、最大の失敗はそういうものではありません。設営グループの営業担当だった新人時代、とにかく教わったことしかできず…、顧客への電話や訪問を台本通りにできなかったので、教わったことすら怪しかったかもしれません。当時は、世間一般の営業マンらしく振る舞うことで頭がいっぱいでした。もっと自分にできることをすれば良かった、と後悔します。顧客が聞きたかったのも下手なセールストークより、現場での経験をいかした「こうすると作業がもっとスムーズに進みますよ」という話だったはず。ああ、もったいない!

Q.仕事で大切にしていることは何ですか?

仕事の相手は顧客だけではない

営業がうまくできず、進行管理担当に配置転換。営業と現場の間に立ち、営業が受注した現場に最適な人員編成を組む仕事です。全ての現場の内容と現場担当者の技量とを照らし合わせ、誰にどの現場を担当してもらうかを決めたり、キャスティンググループへ登録スタッフの手配を依頼したり。再び営業担当に戻ったとき、その経験がいきました。顧客からの情報をどのように伝えれば、進行管理の仕事がしやすく、最終的な現場の質が安定するか。現場の質に確信が持てれば、営業活動にも自信が持てる。次の人へ受け取りやすいバトンを渡すことを大切にしています。

Q.今後はどんなビジョンを描いていますか?

やっぱり、現場

現在は課長として、設営グループの営業・進行管理・現場を統括する立場です。それぞれの担当者時代は、現場での経験を進行管理の仕事に、進行管理の経験を営業の仕事にいかしてきました。今度は、営業の経験を現場の仕事にフィードバックさせたい。私個人ではなく、部署全員で3つの仕事をつなげていきたい。それによって完成するイベント会場を想像するとワクワクします。魅力的な現場を顧客に、そして一緒に働くメンバーに提供していきたいですね。

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